【ワンちゃん本】文春新書の「秋田犬」

『秋田犬』

2017年12月に発売された文春新書の「秋田犬」を紹介します。
凄とした佇まい、「忠犬ハチ公」に象徴される主人に忠実な性質…そんな秋田犬が今世界中で大人気となっている。その一方、日本では存亡の危機に瀕する。世界的にも珍しいDNAを持つ「孤高の日本犬」の謎に迫る。(Amazon紹介文より)

 

内容は以下のとおりです。

1章:プーチン大統領やヘレン・ケラーをはじめ、世界中で秋田犬を飼っている人々
2章:秋田犬の由来
3章:忠犬ハチ公
4章:日本の秋田犬業界の危機的状況

 

感想

面白かったのは、今の形の秋田犬が品種固定されたのは1980年ごろだということです。

基本的に秋田犬(他の犬種もそうだと思いますが)は、他の犬を掛け合わせて作り上げてきたものなのだなぁと実感しました。

戦前の「秋田犬」の写真も載っていましたが、今とは似つかぬ形でした。

「ハチ公」も秋田犬ということになっていますが、たぶん今の「秋田犬」の基準では「秋田犬」とはみなされないのかなと思います。

なお、著者は何度か秋田犬の「復元」という言葉を使っていましたが、「復元」というより「構築」といったほうが現実に即しているような気もしました。

この本の出版もその一部になると思うんですが、最近、秋田犬がブームになっているようです。

秋田県でも秋田犬の触れ合いの場が増えているように思います。

グッズ販売などはいいと思うのですが、安易な観光客寄せの手段として、秋田犬のワンちゃんを使ってほしくないとは思ってしまいます。

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